マヤ・アンジェロウの名言から学ぶ人生のあり方とは
マヤ・アンジェロウ
1928年4月4日 生まれ(〜2014年5月28日)
画像引用元:Maya Angelou- Wikipedia
アメリカ合衆国の活動家マヤ・アンジェロウ
活動家・詩人・歌手・女優と多彩で輝かしい経歴を持つマヤ・アンジェロウ。
アメリカ南部の人種差別の厳しい地域に生まれ、17歳で未婚の母になり、黒人、そして女性の差別と戦った人生を綴っている自伝「歌え、飛べない鳥たちよ」はベストセラー作品となりました。幼少期から母親になるところまでを赤裸々に綴られた彼女の本は、人々に勇気と希望を与えました。
50年以上のキャリアの中で様々な功績を残したマヤ・アンジェロウは、2011年にはオバマ大統領から、大統領自由勲章を受賞しています。
国内外ともに多くの人々から尊敬された彼女が遺した名言は、ぜひ参考にしたいものです。
歌え、飛べない鳥たちよ
公民権運動指導者のキング牧師とも親しいマヤ・アンジェロウは、公民権運動家としても有名で多くの人々に尊敬されていました。
キング牧師の「I have a dream.」の演説は教科書に掲載されているほど、有名な演説。この17分に及ぶ演説はアメリカ全土に、そして全世界に影響を及ぼしました。演説の一部に、「100年前にリンカーン大統領が奴隷解放宣言に署名したこと」、「あれから100年経ったいまでも黒人が自由でないこと」があります。このことからも当時の人種差別の様子を伺うことができます。
そこで、マヤ・アンジェロウの名言の一つ。
「あなたが、あなた自身に与えることの出来る最大の贈り物の一つは、許すことです。全ての人を許してあげましょう。」
自伝に、黒人の息子・孫息子を持つ母親の心境や、白人への思い、未婚の母になった経緯などを赤裸々に綴り、差別と戦った彼女の台詞には感慨深いものがあります。
壮絶な人生を送り、逆境を乗り越えたマヤ・アンジェロウの生き方や言葉は、人々の心に響き、数多くの人々を救いました。悩んだときや落ち込んだときに参考にしてみてはいかかでしょうか。
自伝「歌え、飛べない鳥たちよ」には、当時の心情も書かれており、彼女の強さがよくわかります。